結論
1回の尿量が少ない場合は膀胱炎、1回量が多く水もよく飲む場合は糖尿病や腎臓病の可能性があります。どちらも早めの受診が大切です。
頻尿の原因と見分け方
犬の頻尿は大きく2タイプに分かれます。
少量を何度も出す「膀胱型」は、膀胱炎や尿路結石が原因です。細菌感染で膀胱が刺激され、少しの尿でも排尿したくなります。約14%の犬が生涯で1度は細菌性膀胱炎を経験するといわれています。
大量の尿を何度も出す「多尿型」は、糖尿病・副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)・腎臓病などが原因です。血糖値やホルモンの異常で尿が薄まり、量が増えます。水をよく飲むようになるのが特徴です。
1回の尿量が少なく、何度もトイレに行く → 膀胱炎の疑い
1回の尿量が多く、水をたくさん飲む → 糖尿病・腎臓病の疑い
尿に血が混じる、排尿時に痛そう → 膀胱炎・結石の疑い
詳しくは「犬の膀胱炎|症状・原因・治療を獣医師監修で解説」をご覧ください。
病院に行くべきケース
こんな場合はすぐ受診
尿が出ない・血尿がひどい・ぐったりしている・嘔吐がある場合は緊急性が高いため、すぐに動物病院を受診してください。
以下の症状が見られたら、早めに受診しましょう。
頻尿が2日以上続く、尿に血が混じる、排尿姿勢をとるのに尿が出ないときは、膀胱炎を疑いましょう。放置すると腎盂腎炎に進行するリスクがあります。
水を大量に飲む、食欲があるのに痩せてきた、元気がないときは、糖尿病を疑いましょう。未治療の糖尿病はケトアシドーシスという命に関わる状態を引き起こすことがあります。
受診時に伝えると診断がスムーズ
1日の排尿回数、1回あたりの尿量(多い・少ない)、飲水量の変化、尿の色や臭いをメモして伝えましょう。
まとめ
犬の頻尿は1回の尿量と飲水量で膀胱炎と糖尿病を見分けられます。2日以上続く場合は早めに動物病院で検査を受けましょう。
本記事は一般的な情報提供を目的としています。症状や治療方針は個体差が大きいため、必ず獣医師にご相談ください。