結論
猫の夜鳴きは年齢によって原因が異なります。若い猫は発情期やストレス、高齢猫(11歳以上)は認知症や甲状腺疾患の可能性があります。10分以上続く場合や毎晩繰り返す場合は動物病院へ相談しましょう。
年齢別・猫の夜鳴きの主な原因
若い猫(〜7歳)の場合、最も多いのは発情期です。未避妊・未去勢の猫は、春から秋にかけて大きな声で鳴き続けることがあります。避妊・去勢手術で解消されるケースがほとんどです。
そのほか、空腹やトイレの汚れ、環境の変化によるストレスで鳴くこともあります。
高齢猫(11歳以上)の場合、認知機能障害(認知症)が疑われます。研究によると、15歳以上の猫の50%以上に認知症の兆候があるとされています。夜中に徘徊しながら鳴く、同じ場所をぐるぐる回る、トイレの失敗が増えるなどの症状が見られます。
また、高齢猫に多い甲状腺機能亢進症も夜鳴きの原因となります。食欲があるのに痩せる、落ち着きがないなどの症状があれば、早めの受診をおすすめします。詳しくは「猫の甲状腺機能亢進症|症状・治療・食事管理を獣医師が解説」をご覧ください。
こんな場合はすぐ受診
・急に夜鳴きが始まった(病気の初期症状の可能性)
・食欲低下や体重減少を伴う
・昼夜逆転し、日中ぐったりしている
・トイレの失敗が増えた
原因別の対処法
発情期が原因なら、避妊・去勢手術が根本的な解決策です。手術は生後6ヶ月頃から可能で、発情行動のほか、将来の病気予防にもつながります。
認知症が疑われる場合は、まず動物病院で他の病気を除外することが重要です。認知症と診断されたら、安全に歩ける環境を整え、夜間も薄明かりをつけて不安を和らげましょう。
一時的なストレスが原因なら、トイレを清潔に保つ、寝る前に遊んで運動させる、食事を少量与えるなどの対策が有効です。
まとめ
猫の夜鳴きは年齢と症状で原因が異なります。若い猫は発情期、高齢猫は認知症や甲状腺疾患を疑いましょう。急な変化や他の症状を伴う場合は、早めに動物病院を受診してください。
本記事は一般的な情報提供を目的としています。症状や治療方針は個体差が大きいため、必ず獣医師にご相談ください。