結論
発作が5分以上続く場合はすぐ受診してください。通常の発作は2〜3分で自然に治まります。初めての発作でも、治まった後に動物病院を受診し原因を調べることが重要です。
発作中にすべきこと・してはいけないこと
愛犬が突然痙攣を起こすと焦りますが、まず落ち着いて対処しましょう。
発作中は意識がないため、口元に手を出すと噛まれる危険があります。舌を噛まないよう何かをくわえさせる必要はありません。
周囲の危険物(家具・階段)を遠ざける
発作の開始時刻と継続時間を記録する
可能であれば発作の様子を動画撮影する
体を押さえつけず、静かに見守る
こんな場合はすぐ受診
・発作が5分以上止まらない(重積発作)
・1日に複数回の発作を繰り返す(群発発作)
・発作後にぐったりして意識が戻らない
5分以上発作が続く「重積発作」は、脳に深刻なダメージを与え、後遺症や命の危険があります。すぐに動物病院で発作を止める治療が必要です。
痙攣・発作の原因とてんかんの可能性
犬の痙攣・発作の原因は大きく3つに分けられます。
特発性てんかんは、検査で異常が見つからない原因不明のてんかんで、犬全体の約1%が発症します。多くは6歳までに初めての発作を起こし、抗てんかん薬で多くの症例がコントロール可能です。
構造的てんかんは、脳炎・脳腫瘍・水頭症など脳の病気が原因です。中高齢で初めて発作を起こした場合は脳腫瘍の可能性も考えられます。
反応性発作は、低血糖・腎不全・肝不全・中毒など脳以外の原因で起こります。
初めての発作でも受診を
発作が治まっても、原因を特定するために血液検査やMRI検査が必要になることがあります。
まとめ
犬の発作は多くの場合2〜3分で治まりますが、5分以上続く場合は脳損傷のリスクがあるため緊急受診が必要です。発作中は見守り、時間と様子を記録しましょう。
本記事は一般的な情報提供を目的としています。症状や治療方針は個体差が大きいため、必ず獣医師にご相談ください。