結論
犬の咳が夜中や朝に多いのは、心臓病や気管虚脱が原因の可能性があります。安静時に症状が出やすいためで、繰り返す場合は早めに動物病院を受診しましょう。
夜中・朝に咳が増える3つの原因
犬の咳が夜間や早朝に集中する背景には、いくつかの病気が考えられます。
1. 心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)
小型犬の高齢期に多い病気です。心臓が肥大し、気管を圧迫することで咳が出ます。特に安静時や横になったときに症状が悪化しやすく、夜間〜朝方に咳が増える傾向があります。
2. 気管虚脱
気管がつぶれて空気の通り道が狭くなる病気です。「ガーガー」とアヒルのような咳が特徴で、興奮時や首輪で引っ張られたときに悪化します。冷え込む朝方に症状が出やすいこともあります。
3. ケンネルコフ(犬伝染性気管気管支炎)
犬同士でうつる風邪のような感染症です。乾いた咳が特徴で、気温変化の大きい朝晩に悪化することがあります。
詳しくは「犬の心臓病|咳や疲れは心臓病のサイン?原因・症状・治療を解説」をご覧ください。
こんな場合はすぐ受診
舌が紫色になる(チアノーゼ)、呼吸が荒い、ぐったりしている、咳が1週間以上続く場合は緊急性が高いため、すぐに動物病院を受診してください。
家庭での対処と受診の目安
首輪をハーネスに変えて気管への負担を減らす
室温を一定に保ち、乾燥を防ぐ
肥満の場合は体重管理を行う
咳の頻度・時間帯・様子を記録しておく
咳が数日続く、疲れやすくなった、散歩を嫌がるなどの変化があれば、心臓病や気管虚脱の初期症状かもしれません。高齢犬(シニア犬)は定期的な心臓チェックをおすすめします。
まとめ
犬の咳が夜中や朝に多い場合は、心臓病や気管虚脱の可能性があります。咳が続く場合は早めに動物病院で診察を受けましょう。
本記事は一般的な情報提供を目的としています。症状や治療方針は個体差が大きいため、必ず獣医師にご相談ください。