結論
犬の口臭の原因は多くが歯周病です。ただし、アンモニア臭や甘酸っぱい臭いがする場合は腎臓病や糖尿病などの内臓疾患の可能性があるため、早めの受診が必要です。
口臭の種類で原因を見分ける
犬の口臭は臭いの種類によって原因が異なります。
生ゴミのような腐敗臭は、歯周病が原因の可能性が高いです。歯垢や歯石に繁殖した細菌が悪臭を放っています。犬猫で最も多い歯の病気は歯周病であり、加齢とともに罹患率が上昇します。
アンモニア臭(おしっこのような臭い)は腎臓病や肝臓病のサインです。腎機能が低下すると老廃物を排出できなくなり、体内に蓄積したアンモニアが呼気から漂います。
甘酸っぱい臭いは糖尿病の疑いがあります。インスリンの働きが低下すると、脂肪をエネルギー源として分解する際にケトン体が生成され、独特の甘い臭いを発します。
こんな場合はすぐ受診
アンモニア臭や甘い臭いがする、多飲多尿がある、元気や食欲がない、嘔吐が続く場合は内臓疾患の可能性があります。早急に動物病院を受診してください。
歯周病による口臭への対処法
歯周病が原因の場合、毎日の歯磨きが最も効果的な予防法です。歯垢は24〜48時間で歯石に変わるため、こまめなケアが重要です。
すでに歯石がついている場合は、動物病院での歯石除去が必要です。無麻酔での歯石除去は歯周ポケット内の清掃ができないため、全身麻酔下でのスケーリングが推奨されます。
詳しくは「犬の歯周病の症状と治療費」をご覧ください。
毎日の歯磨きで歯垢を除去する
歯石がついたら動物病院で除去する
口臭の種類が変わったら受診する
まとめ
犬の口臭の多くは歯周病が原因ですが、アンモニア臭や甘い臭いは内臓疾患のサインです。臭いの種類を確認し、異変があれば早めに受診しましょう。
本記事は一般的な情報提供を目的としています。症状や治療方針は個体差が大きいため、必ず獣医師にご相談ください。